FXのメジャー通貨

FX取引の王道、メジャー通貨の解説。

通貨ペアによって変わる利益

FX取引では、どの通貨ペアを選択するかによって、どのぐらいの利益が出るのかが変わってきます。つまり、同じ100万円の投資をしても、異なる通貨ペアでFX取引を行った場合では、利益が大きく変わってくるのです。そのために、どの通貨ペアを選択するかがFX取引においてはとても重要と言えるでしょう。
「それなら、円相場が1円動いて最も利益が出るメジャー通貨は?」
と通貨同士を比較したくなりますよね。通貨同士の比較をするなら、Pipsという表示方法が最も便利かもしれません。Pipsとは、それぞれの通貨が持つ最小通貨単位のことを表しているのですが、日本円の場合には最小通貨単位は「1銭」と設定されています。
「“銭”って何???」
なんて不思議に思う方もいるかもしれませんね。現在では1銭という通貨は流通していませんが、江戸時代あたりには1銭という通貨も流通していて、日本における最小通貨単位は1銭だったのです。その名残がそのまま残っているのでしょうか、FX取引においても、日本円の最小通貨単位1Pips=1銭、というわけです。
それでは、日本円が1Pips円安になったら、それぞれの通貨ではいくらの利益が出るのでしょうか?それぞれの通貨ごとに外国為替レートが違いますし、また外国為替レートも数秒ごとに刻々と変化しているので、一概に比較する事はできません。
FX取引によって利益を出す場合にも、売り買い注文によって利益を出す取引方法を行う場合と、スワップ取引のように各国の政策金利の差を利用して利益を出す取引方法では、選択する通貨の種類も異なります。

オーストラリアドルの特徴

オーストラリアは南半球に位置する広大な国。大きな面積のわりには少ない人口のため、国民一人当たりのGDPはかなり高い水準となってします。オーストラリアの経済規模だけを見ると、決して高いとはいえない規模で、メキシコや韓国よりも小さい経済規模しかありません。
それなのに、国民一人当たりのDGPが先進国並みに高水準なのは、やはりオーストラリアが抱えている天然資源や農産物のおかげと言えるでしょう。オーストラリアでは、鉄鉱石が採取できるほか、農産物なども他国へ向けて輸出しています。オーストラリアの経済の特徴は、発展途上国のような「農産物の輸出」という貿易スタイルと、国内産業においては先進国の特徴でもある第3次産業の割合が圧倒的に多い、というユニークな特徴を持っています。
オーストラリアの経済は、アメリカやイギリスのように、国民の個人消費に大きく支えられている感があります。そのため、インフレ傾向も強く、インフレをストップする対策として、高めの政策金利が設定されているようです。オーストラリアの政策金利の高さはメジャー通貨の中でもトップクラス。政策金利が最低レベルの日本円とオーストラリアドルの組み合わせによって、スワップ利益を得る投資家も多いようです。
その中でも「円を売って、オーストラリアドルを買う」という取引は、スワップ取引によって毎日コツコツと利益をあげ続ける投資家にとっては、まるでデフォルトのように常識的な取引としても認識されているのだとか。
オーストラリアの政策金利が少し上昇すると、オーストラリアドルを買いに注文を出す投資家が殺到するのだそうです。

カナダドルの特徴

アメリカのすぐ上に位置するカナダは、大自然に囲まれた天然資源が豊富な国です。アメリカのすぐ上に位置しているために、アメリカの影になる事も多いカナダですが、実はカナダが発行するカナダドルは、アメリカドルと比較すると、かなり安定性が高いメジャー通貨といえるでしょう。
カナダは、世界で2番目に大きな面積を持つ国です。その広大な面積の中には、木材や派プル、天然ガスや原油、アルミなどの天然資源も豊富で、美しい天然水などにも恵まれています。日本とアメリカの結びつきが強いためか、私達日本人にとっては、日本とカナダのつながりはあまりなさそうにも感じるのですが、実は日本とカナダとの間には、貿易において強い結びつきがあります。
カナダでは物価も安定していますし、財政収支も黒字。お隣のアメリカが貿易赤字と財政赤字で苦しんでいるのと比較すると、経済的にはとても安定している国なのです。しかも、天然資源にも恵まれているので、経済は安定した成長を続けています。
それでは、カナダドルの価格変動を起こす要因は、アメリカドルの価格変動の他に、どのような要因があるのでしょうか?カナダが輸出する天然資源、その中でも原油などは、原油価格が上昇するとカナダドルもそれに伴って上昇する傾向にあるようです。カナダドルの価格変動を予測するためには、カナダが輸出している天然資源、たとえば原油や天然ガス、木材や農産物などの価格変動に気を配るとよいかもしれませんね。カナダドルは、FX初心者にもお勧めの通貨といえるでしょう。

スイスフランの特徴

スイスフランは、バツグンの安定性を持つ通貨として、リスクをあまり好まない投資家からは絶賛されている通貨です。スイスフランはスイスが発行している通貨ということはご存知ですよね。そのスイスは、誰もが知る中立国としても有名です。民主主義や共産主義、社会主義などに属さない「平和の国」の象徴としても知られているスイスのGDPは世界のトップクラス。<FX初心者の比較サイト
スイスの特徴の中でもユニークなのが、スイスのGDP。名目上のGDPはインドやロシアなど“発展途上国”と呼ばれている国よりも低いのですが、一人当たりのGDPを計算すると、圧倒的な強さで世界のトップに躍り出ます。これは何よりも、スイスの人口が少ない事が要因となっているようです。
スイスは永世中立国なので、欧州連合(EU)などにも加入はしていませんが、ヨーロッパの中心に位置しているため、ヨーロッパの各国とは強い結びつきがあります。特にドイツとはかなり密接な関係にあるので、ユーロの価格変動にもある程度影響を受ける通貨といえるでしょう。
スイスの政策金利は他のヨーロッパ諸国と比較すると少し低めです。これは、スイスの政策金利は4半期ごとにシッカリと見直されていて、政策金利の基準はイギリス市場を基準としているためなのだとか。
スイスフランは、永世中立国というスイスの特徴から、世界の有事に影響を受けにくい通貨として、安定性があります。そのため、短期間でのハイリターンは望む事ができなくても、安定したローリスクなので、そのために、投資家からはリスク回避のための通貨としても利用される事が多いようですね。

イギリスポンドの特徴

大英帝国と世界を征服した過去を持つイギリスでは、ヨーロッパに位置しながらユーロには参加せず、イギリスポンドと言う独自の通貨を維持しています。しかし、ヨーロッパに流通しているユーロとは関わりも深く、ユーロの価格変動によってイギリスポンドの価格も影響を受ける傾向にあるようです。
イギリスの経済は、経済規模だけを見ると日本の経済規模の半分ぐらいしかないのですが、国民一人当たりのGDPを見てみると日本と同じぐらいの水準となります。イギリス国内の経済は、アメリカ経済と同じように、個人の消費に頼っている傾向が強く、そのために政策金利なども高めに設定されていたりして、インフレの傾向がある国といえるでしょう。また、貿易赤字を抱えているので、その赤字を埋めるためにも政策金利が低くなる可能性は少ないといえそうです。FX初心者の為のブログはこちら。
イギリスポンドはイギリスでのみ発行されている通貨ですが、アメリカドル、ユーロ、日本円についで、世界で4番目に多い流通量がある通貨としても知られています。イギリスポンドの特徴としては、他のメジャー通貨と比べると、価格変動の幅が比較的大きいようです。
また、イギリスポンドでは政策金利が高めに設定されている事から、金利が低い日本円との組み合わせによるスワップ取引で利益を得る投資家も多いようです。スワップ取引ではない通常のFX取引の場合には、メジャー通貨の中でも価格変動の幅が大きいので、短期間にハイリターンを得ることができる可能性もある一方で、短期間に損失を大きく出してしまうハイリスクも抱えている通貨といえるでしょう。

 
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